2021.07.12
BLOG 歯医者さんに通う理由って?

超高齢社会の日本では、2007年生まれの半数が107歳まで生きると予測されるほど長寿化が進んでいます。
でも、皆が皆健康であるわけではありません。
そんな中で、健康で長生きのカギは「お口の健康」にあるのです。
歯周病が糖尿病と関連するという話は皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ただどういう仕組み??と疑問ですよね。
糖尿病には2種類あり
①インスリンの分泌自体が減っている
②インスリンの効きが悪くなっている、のうち、約95%の人に②が多いと言われています。
そんなインスリンの効きを悪くするのは身体の中で起こる「炎症」なのです。
そこで繋がってくるのが、歯周病による腫れや出血、痛みという炎症ですよね。
そんな炎症物質が血流にのって体内に広がり、インスリンの働きを邪魔します。
ですから、歯周病が治ることで糖尿病にも良い結果が現れるということなのです。
次に、歯周病菌が認知症にも関与していると分かってきました。
歯周病菌の中に、病原性の高い菌がいます。
そんな菌が怖いのは、タンパク質分解酵素を持っているということなのです。
その菌が体内に入り込み、脳に行った場合、タンパク質分解酵素で神経細胞を変性させ、アルツハイマー型認知症を進行させている可能性があるというのです。
他に認知症を起こす要因として、歯を失って噛めなくなると脳に刺激が行かず、寝たきりや認知症になるとも言われています。
ただ歯を失ってしまっても諦めず、しっかり噛んでご飯を食べられるように皆さんにあった方法を一緒に考えていきましょう。
加齢に伴い歯周病にもなりやすくなります。ですから若いうちから歯周病を予防することが大切であり、もしなってしまっている方でも私たちと一緒に悪化させないように管理していきましょう。
そして皆さん気になるのはコロナのお話。
ウイルスは細胞内に侵入し、乗っ取って増殖していきます。
ですから、口の中の粘膜細胞に侵入したコロナウイルスは奥深く血管や肺へと入り込み、増殖していくのです。
これらを受け、いかにお口の中を清潔に保つことが大切かが分かっていただけたかと思います。
ただ、歯医者に通いいくら綺麗にしても、お家での歯磨きが怠ると意味がないのです。
ですから、匠歯科医院では皆さんに目で見て分かっていただけるように歯を染め出して、磨けていないところをどうしたら上手く磨けるのか、どこが残りやすいのかを一緒に見て、アドバイスさせていただいております。
これらを得てやっとお口の中を清潔に保つことができるのです。次回は歯周病についてもう少し掘り下げてお話ししていきます。
そしていよいよ週明けからガラポン大会が始まります!お楽しみに!!
ハズレはありません、参加費用ありません。
ご来院の際は是非回してみてください。
ブログ担当:西田 美結