PREVENTIVE予防歯科
いつまでも健康で
美味しく食事をしたいあなたに
日本人は50歳代後半から2人に1人が部分入れ歯を、75歳以上では約60%の方が総入れ歯を使用しています。残存歯数もわずか8本ほど……
比べて欧米の高齢者の残存歯数は平均20本と大きな差が生まれています。
これは体質の違いではなく、予防歯科が浸透しているかいないか、その違いが残存歯数の差になっているのです。欧米では「虫歯を治すために歯医者に通う」のではなく「虫歯を防ぐために歯医者に通う」のが習慣になっています。予防歯科先進国のスウェーデンやアメリカでは80%以上の人が普段からお口のメンテナンスを心がけています。

よくある質問
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初診でも見てもらえますか?
はい、当院では初診の患者様を歓迎しています。初めての方でも安心して受診いただけるよう、丁寧なカウンセリングを行い、治療方針をご説明いたします。 -
受診のタイミングはいつですか?
乳歯が生え始めたら:お子様が乳歯を持ち始める1歳頃から、初めての歯科医師によるチェックを受けることをお勧めします。この時期に口腔ケアのアドバイスを受けることができます。
定期的な検診:お子様は乳歯が生え揃った3歳頃から、定期的に歯科医院を訪れることが重要です。通常は半年に1回のペースでの検診を推奨しています。
成人期の受診:成人になったら、年に1回の定期検診を受けることが望ましいです。特に、虫歯や歯周病のリスクが高い方は、より頻繁に受診することを検討してください。 -
学校検診で何もなかったのに虫歯ができちゃいました。
学校検診で異常がなかった場合でも、虫歯ができることがあります。虫歯は初期段階では症状がないことが多く、検診で見つからないこともあります。 -
子供を虫歯から守るにはどうしたらいいですか?
定期的な歯科検診:3歳頃から定期的に歯科医師によるチェックを受けることで、虫歯の早期発見と予防ができます。通常は半年に1回の検診を推奨します。
適切な口腔ケア:ブラッシング:2歳以上になったら、フッ素入りの歯磨き粉を使って、親がサポートしながら毎日2回、特に就寝前に歯を磨かせることが重要です。
フロスの使用:歯と歯の間の汚れを取り除くために、適切な年齢になったらフロスを使わせることも考慮しましょう
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STEP 1はじめにお話を伺います
今困っていること、今までの経緯、これからどうして行きたいのかなどのお話を聞きます。特に虫歯ができやすい人や口の中に治療されている部分が多い方は予防歯科の重要性をお話します。
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STEP 2口の中の写真で現在の状態を確認する
口の中の写真を撮影し、現在の状態を記録します。今後の予防歯科をやって行く上で、どのような変化をしていくかの基準となります。5年後、10年後、20年後と歯をしっかり残せているかを記録することによって評価していきます。
お子さんは写真を撮れる子だけ撮影し確認いたします。
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STEP 3レントゲンで虫歯の深さを確認する
レントゲンで虫歯の深さを確認することで、止まっている虫歯なのが、進行形の虫歯なのかを確認し、削るか削らないかの判断をします。予防歯科ではできるだけ止まっている虫歯は削らず再生させることを目指します。
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STEP 4歯磨きの改善を行う(小児のみ)
歯磨きは予防歯科の基本です。いくらフッ素やクリーニングをしても、歯磨きの仕方が悪ければ、意味がなくなってしまいます。自己流ではなく効率的な歯垢の除去方法を確認していきます。
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STEP 5今まで付いていた歯石や着色を取る、フッ素を塗る
歯磨きで歯茎が引き締まってくると、歯茎中に隠れていた歯石が見えてきます。歯石があると細菌の住処になってしまうので、きれいに落としていきます。
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STEP 6必要な部分の治療をする
歯茎が引き締まり、歯石を取ると隠れていた虫歯が確認できます。進行性の虫歯であれば削って治療をします。初期の虫歯で進行が止まっていればフッ素やメンテナンスをしながら再生するかどうか、経過を観察していきます。
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STEP 7定期的にクリーニングを行っていく
予防歯科は虫歯が出来てから削るのではなく、できないように予防していくことです。毎日のケアと定期的なクリーニングによって虫歯をつくらないようにしていきます。
小児の場合は4ヶ月に1度、大人の場合は症状に合わせて頻度を決めています。
年齢別予防法
予防歯科とは虫歯や歯周病が進行しないように予防してくれる診療科です。
実は予防歯科によっては、ただ歯石を取るだけのところから、
しっかりと検査をして虫歯予防に積極的に取り組んでいるところもあるのです。
匠歯科医院では、担当衛生士制で、患者様1人1人に対し統一性のある治療をおこなっております。
また、担当でないと分からない、小さな変化を見逃すことがありません。
治療に対する疑問や質問も気軽に行えます。
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マタニティー
母親となるあなたのお口が健康であれば、生まれてくる赤ちゃんのお口も健康になる可能性が高くなります。妊娠が分かったら歯科クリニックへ行きましょう!
むし歯、歯周病の進行状態をしっかりとチェックし歯科医師、歯科衛生士から妊娠中のお口の管理方法と日常生活での注意点など教えてもらいましょう。
些細な事でもお口の健康状態で気づいた事があれば伝えてください。もしも何らかの理由で治療が出来なくても適切な期間(数週間〜数ヶ月)でのクリーニングをお勧めします。 -
乳幼児 0歳〜6歳
繰り返す虫歯治療・放置された虫歯などによって乳歯が小さくなったり、予定よりも早く抜けてしまうと、永久歯の生えるスペースは不足してしまいます。それは歯並びや咬み合わせのズレにとても大きな影響を与えます。大切なお子様の歯を守ってあげるためは虫歯になりにくい環境作りが大切です。
保護者の方には年齢にあわせた正しい予防方法を知っていただき、乳児期からみんなで楽しみながら歯のケアを始めましょう!遅くとも1歳の誕生日までにはお子様とクリニックへ行かれることをお勧めします。 -
子供 6歳〜18歳
生えたての永久歯は幼若永久歯と呼ばれていて、虫歯菌の出す酸に対する抵抗力が弱いためしっかり守ってあげないと後々治療を繰り返すこととなります。むし歯菌はいつも歯を溶かすチャンスを狙っています。スナック菓子や炭酸飲料、果物ジュース(100%でも)、栄養ドリンクなどを飲食している時は、まさにその危険度が上昇している時です。また、歯ブラシの不足で増えてしまった歯垢(プラーク)はお口の臭いや歯肉からの出血の原因となりますので、素敵な笑顔で毎日を過ごせるように、家庭と歯科医院でのむし歯予防・クリーニングを続けましょう!
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大人 20歳〜30歳
20代を過ぎると人間の免疫力は、加齢や不摂生、仕事のストレスなどを原因に20代をピークに減少していきます。そのため、感染症にかかるリスクが高くなり、歯周病をはじめさまざまなお口周りのトラブルが生じやすくなるため注意が必要です。この年代で関わりの多い治療は、初期の虫歯は痛みなどの症状が出にくく、なかなか気付けないもの。「歯が痛い」「歯がしみる」といった症状が出てきたら、虫歯が進行している可能性があります。虫歯は一度かかってしまうと、風邪のように自然治癒することがない病気ですので、早期発見・早期治療が大切です。虫歯にかかった状態のまま、治療をせずに放置していたら、最終的に歯を抜かなくてはならないケースもあります。
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大人 30歳〜45歳
この世代の方に特に気をつけていただきたいのが歯周病です。歯周病は虫歯と同じく、口腔内細菌が原因の感染症。仕事や家事との両立で時間がないといった理由でなかなかプロケアが受けられないために、知らず知らずのうちに歯周病になってしまっている方も多いのではないでしょうか。実際、成人の約8割が罹患しているとされ、日本人が歯を失ってしまう原因の第一位とされています。自覚症状がないまま進行するため、気づいたときにはかなり進行しているケースも少なくありません。
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大人 45歳〜65歳
この年代は、歯周病のほかに若いときに治療した歯がトラブルを起こすタイミングでもあり、破折や喪失の可能性も高くなります。歯を失ってしまっても、見た目に目立たない部分だとそのまま放置される方が少なくありません。しかし、歯列は絶妙なバランスで成り立っているために、たった1本の歯を失ってしまうだけでも噛み合わせに悪影響を及ぼしてしまいます。両隣の歯が抜けた歯のスペースに倒れこんできたり、噛み合う歯が伸びてきたりするなどしてお口のバランスが崩れてしまうことがあるのです。そうなる前に、歯が折れたり抜けたりしたらできるだけ早めに補強しましょう。
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大人 75歳~歳
65歳を過ぎると歯を失って義歯やインプラントなどの治療を受ける方が増え、パンやめん類など柔らかいものを多く食べる傾向が多くなります。すると血糖値が上がりやすくなり、糖尿病を発症してしまうことがあります。糖尿病になれば、充実した食生活を送ることができなくなってしまうでしょう。また、糖尿病を発症してしまえば、歯周病にもなりやすくなり、歯周病と糖尿病の相互関係により互いを進行させ、健康的な口腔内環境の維持も難しくなってしまのです。逆に、しっかり噛むことによって刺激が脳に伝わり、認知症防止につながります。また、しっかり噛み締めることでふんばりが効くので転倒防止にもなります。「噛む」という機能の重要性を認識しできるだけ天然歯を残すように努めていきます。